« 人は海辺で進化した―人類進化の新理論 | トップページ | 経済システムの比較制度分析 »

2005年5月 9日 (月)

ハッピー社員―仕事の世界の幸福論 解決!組織で働く悩み

■ 書籍情報

ハッピー社員―仕事の世界の幸福論 解決!組織で働く悩み   【ハッピー社員―仕事の世界の幸福論 解決!組織で働く悩み】

  金井 寿宏 (著)
  価格: ¥1,000 (税込)
  プレジデント社 (2004/10)

 本書は、『プレジデント』誌の「職場の心理学」等に掲載された論文や対談などを中心に編集されたものです。帯からして「『いいゴマすり』してますか?」と書かれているので、お気楽そうな印象を受けますが、実際に中身も気楽に読めるような構成になっています。
 しかし、本書の内容は決してお手軽なものではなく、正面から向き合うと結構重いものです。「あなたは仕事をしていて幸せですか?」を面と向かって聞かれたら引いてしまいますが、そこを「あなたはハッピーですか?」「どうしたらハッピーになれますか?」と聞いているのが本書のスタンスではないかと思います。
 各章はそれぞれエッセイ(「職場の心理学」に掲載されていたもの)と対談がセットになった構成になっています。エッセイ部分だけだと、結構小難しい話をしているので、これが丸々一冊続くと投げ出してしまう人も出そうなんですが、各分野の人との対談とセットになっていることで、エッセイ部分を流し読みしていても、「ああ、こういうことが言いたかったんだ」となんとなく分かるようになっています。
 連休明けで気が重い、という方にぜひ読んでもらいたい一冊です。


■ 個人的な視点から

 本書のうち、「第6章 「踊る」組織の幸福論」だけは対談のみの構成となっていますが、実はこの章が一番の楽しみだったりしてました。組織論的やキャリア論的にもとても面白い映画だった『踊る大捜査線』のプロデューサーとの対談です。
 面白かったのは、1作目と2作目の間で登場人物や製作者自身もリーダーとしての成長をしている、という点でした。1作目が青島の映画で、2作目が室井の映画になった、という言葉が象徴しています。
 警察の組織論と言うと、ニューヨーク市警を改革したブラットンの話が有名ですが、パトレイバーの「特車2課」から影響を受けた湾岸署の話も面白いです。


■ どんな人にオススメ?

 ・「仕事」と「ハッピー」の組合せに違和感を持っている人。


■ 関連しそうな本

 金井 寿宏 『リーダーシップ入門』 2005年03月31日
 マルコム グラッドウェル (著), 高橋 啓 (翻訳) 『ティッピング・ポイント―いかにして「小さな変化」が「大きな変化」を生み出すか』 2005年02月12日
 『踊る大捜査線 THE MOVIE』
 『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ! 』


■ 百夜百マンガ

わさび【わさび】

 超真面目そうな絵で、ものすごく真面目そうな登場人物が、くだらないことを考えていたり、日常の小さなことにものすごくこだわったり、というおかしさがこの作者の持ち味です。
 『すてきな奥さん』収録の「蔵野夫人」も同じ路線です。

『すてきな奥さん』

« 人は海辺で進化した―人類進化の新理論 | トップページ | 経済システムの比較制度分析 »

キャリアデザイン」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1244312/30599107

この記事へのトラックバック一覧です: ハッピー社員―仕事の世界の幸福論 解決!組織で働く悩み:

« 人は海辺で進化した―人類進化の新理論 | トップページ | 経済システムの比較制度分析 »

2016年12月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

最近のトラックバック

無料ブログはココログ